赤字の歯科医院でも銀行から融資を引き出す方法【歯科医院ブログNo.6】

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目次

はじめに

もし赤字になったらどうなるか?

赤字とは、収入より支出が上回っている状態のことです。このコロナ禍で患者さんが受診を控える傾向で、収入的に厳しい歯科医院も出てきていると聞きます。支出の方が多いので、当然手元の預貯金がみるみる目減りしていきます。銀行への返済も大変苦しくなるでしょう。

このような事態になったらどうしたらいいのか? 答えは、足りない分の資金を入れるしかないです。資金注入ができなければ資金ショートの恐れありです。昨年のコロナ融資は、要件さえ満たせば誰でも借りることができる融資だったので、融資とはこんなものかと考えてはいけません。銀行と日頃どのようにお付き合いしているかで、赤字でも融資してもらえることが可能になります。ピンチの時に銀行の支援を受けることができるのです。

銀行員の訪問はウェルカムで

あなたは、歯科医院の経営者として、銀行員へどのように対応していますか? 冷たく対応していませんよね? 意外と冷たく対応している経営者の方が多いようです。そして、お金が必要になったら、お金を貸して、とか虫が良すぎます。

銀行も民間企業です。お金を貸そうが、貸すまいが、それは銀行の判断、自由なのです。態度が悪い院長だったら…、私が担当者だったら貸したくないですね。仕事にはノルマがあるのでノルマのために貸すかもですが。

銀行員は、歯科医院を経営する上での仕事仲間という認識が必要です。なぜならば、開業時に資金を出してくれなかったら独立開業は出来なかったのです。あなたの歯科医院の開業に資金的に協力してくれた存在なのです。

したがって、銀行員の訪問はウェルカムで、コミュニケーションをしっかりとっておくことが大事です。情報を開示して、ビジョンを語るくらいが丁度いいです。分かりやすく言えば、銀行と仲良くなっておくことです。

銀行は歯科医院の出資者かも?

銀行はあなたの歯科医院運営の協力者でした。開業資金を貸してくれているので、支援者でもあります。銀行から融資を受けているということは、「自己資金+銀行のお金」で歯科医院を作ったということになります。つまり、銀行からお金を出してもらっている部分は、返済が完了するまではあなたのものではない借り物なのです。借りたお金が、設備などに姿をかえ、診療に使われているのです。このように考えると、出資を募って事業を興すことと、その効果はほとんど変わらないと思います。上場会社がその典型ですね。

上場会社においては、利益の一部を株主に配当します。株主への利益の還元です。日本企業においては、だいたい2%とか3%とかの利率が多いようです。これに対して、歯科医院は銀行からの借入金に対して、利息というものを支払っています。利息の支払いは、利益の還元ではないのですが、支払い利息分の利益は減りますので、その効果は同じで、似たようなものと考えることもできます。

出資か融資かの違いであり、資金の提供を受けていることには変わりないので、銀行は貸出先の歯科医院へ投資をしているといえます。よって、銀行に出資してもらっているという解釈も可能なわけで、銀行は歯科医院経営の味方なのですね。

すすんで業績の報告をしよう!

上場会社は、出資してくれている株主へ決算報告などの業績の報告をします。事業のお金を出してもらっているので、その事業の成績がどうだったのかを出資者へ報告する義務があるからです。

お金を出してくれているという点では、銀行の融資も同じと考えました。だとすると、事業資金を借りている歯科医院側も、業績の報告を積極的に銀行へしたほうがいいでしょう。事業資金を貸している先なので、何も隠すことなんてありません。悪かったらば、悪かったで、今後の改善策も含めて報告すれば良いのです。お金を貸してくれている銀行側も安心ですし、信頼できる先と評価されます。

また、業績の報告を定期的にすることによって、銀行側はあなたの歯科医院の業績や状況をしっかりと把握することが出来ます。相互理解とコミュニケーションが進み、銀行側としても協力体制が取りやすくなります。日頃からコミュニケーションがとれている先と、困った時に相談に来る先では、支援しようという気持ちや体制は雲泥の差が付くこと間違いなしです。

おわりに

赤字でも銀行から融資を受けるためには、日々のお付き合いの仕方がポイントです。歯科医院は開業時から多くの融資を受けています。この融資、借金の本質を理解すれば、銀行との付き合い方が変わってきます。

それは、借金であって借金でないのです。銀行があなたの歯科医院事業へ投資していると解釈したらいいのです。銀行は、院長であるあなたへの出資者、支援者なのです。ビジネスパートナー、味方なのですね。

このように考えて、日頃からコミュニケーションをしっかり取り、定期的な情報開示を行い、歯科医院経営にどんどん巻き込んでいくことが大切です。これができていると、赤字になったとしてもあなたの歯科医院を支援してくれるのです。

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