有限会社ケアバンク
代表取締役山崎浩史
弊社、有限会社ケアバンクの創業は平成15年10月です。その2か月後、デイハウス美則の家という介護保険事業を開設しました。独立開業のスタートです。社長業ほやほやの私には体験すること、見聞きすることが新鮮で疲れることも忘れて仕事にのめり込んでゆきました。ふと気づくと通帳の残高が…生きた心地がしない日々が私を襲ってくるのです。
金融機関に相談しても色よい返事はもらえず、最後の手段として保証協会へ談判し、資金が準備できた直後から、業績はV字回復し、今に続いているのです。突然の窮地に私は友人に「どうすれば事業資金を融資してもらえるか」そんな相談をしたとき、「お前の志はどうした」とピシャリと釘を刺されてしまいました。そう!事業としてどう社会貢献をするか、私たちの仕事で、どんな人がどんなに助かるかをすっかり忘れて、お金をどうするかだけが私のなかで渦巻いていたのです。保証協会へは、自分の想い、すなわち「志」を伝え、協力をお願いし賛同してもらい、融資につながっていったのです。その当時の担当者とは今でも懇意にしていただいています。
そして、平成27年、有限会社ケアバンクとして、大きな舵を切り、有料老人ホームを建設するため金策に走り回っているとき、それまでのメインバンクから断られ、瞑想しているとき、幼いときからの先輩とこれからのことを話し、「志」に共感してもらい、紹介された金融機関で熱く「志」を語り、それまで培ってきた経歴とこれからの介護保険事業の方向を説明。説明が終わり「一緒にやりましょう」と言ってもらった時には、ほっとするとともに「志」の大切さを再び心に刻むのです。その翌年の平成28年7月有料老人ホーム美則が開設し、私たちの「志」に賛同していただいた方々の助けを借り、瞬く間に損益分岐点を突破し現在に至っているのです。
公門税理士との出会いは、それまでのデイサービス事業が下火になったときでした。業績は下降し、さまざまな小手先の手段をとっても、それは所詮小手先だけであって、根本的な改革にはなりません。あるとき公門税理士と話していると、公門税理士がさまざまなセミナーや勉強会に参加し、さまざまな分野で勉強していることを知りました。公門税理士の「志」の一端を知る機会を得たのです。公門税理士の「志」とは、関わる企業への貢献です。ただの帳面づけの関係から、「志」を共にし「協働」として貢献し企業の繁栄の手伝いをする。そのためのセミナーや勉強会への参加だったのです。当然、膨大な参加料が必要であり、税理士 くもんあきひろの経費はひっ迫するのですが、その「志」の炎は消えるどころか、ますますの炎上を続けているのです。
毎月、公門税理士が主催する勉強会、【ダントツ経営倶楽部】では、公門税理士が学んだほやほやの内容が惜しげもなく披露され、私たちメンバーはその恩恵を得ているわけです。その内容にも「志」は存在し大きなウエートを占めています。企業に最も重要なものは「志」です。そしてその「志」に共鳴し「協働」するのが、仲間としての税理士事務所の勤めだと強く信じています。事業が少し上向きになると有頂天になり忘れるのも「志」です。しっかりとすべてに感謝し、逆上せることもなく「志」を忘れず、税理士と共に、最も近い未来である「明日へ」向かって行くのです。