第 1 回
ブロックパズルと損益計算書の関係を説いていきます。ブロックパズルは、損益計算書をベースにできています。損益計算書の図解と考えてください。しかし、決算書の損益計算書とは異なります。大きなポイントは、経費(原価を含む)を、変動費と固定費に分解して表示している点です。この特徴をよく理解すると、予算作成や経営計画書作成がスムーズにいき、目標数字の明確化が簡単にできます。また、会社のお金の流れを社長に上手く伝えることが可能になります。
2点目として、決算書一式の構造を紐解いていきます。申告書から決算書及び科目内訳書の解説をして理解していただきますので、次回、お客様の決算書をお預かりしてもビビらなくなります。さらに、各種税金の説明とその納税スケジュールをご説明しますので、キャッシュフロー計画書作成の精度が高まります。
第 2 回
BS と CF とブロックパズル
貸借対照表とキャッシュフロー計算書とブロックパズルの関係性について解説していきます。財務諸表の体系の理解とブロックパズルの関係を理解してもらいます。貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書は財務三表といわれます。制度会計上(法律に基づいた)の書式です。まずはこの財務三表を理解することで、さらに、ブロックパズルの有用性の理解が深まります。また、ブロックパズルは損益計算書ベースのため、実際のキャッシュの動きが見えにくい場合がありますので、その動きを明確にするために貸借対照表の理解も進めます。ブロックパズルは目標数値の設定、貸借対照表はキャッシュの実態把握、という使い分けを身につけてもらいます。
第 3 回
1 シートマネープランと資金繰り表
1 シートマネープランの解説及び作成演習です。1 シートマネープランは、キャッシュフロー計算書をベースにできていますので、もっと簡単な「資金繰り表」の作成と活用法にも触れていきます。また、ここでも貸借対照表を取り扱い、キャッシュの動きをウォッチできる技術を身につけてもらいます。
第 4 回
未来へ道をつける技術(経営計画と予算の立て方)
目標数値を明確にする技術の取得とその先の予算の立て方を学んでもらいます。数値設定ができたら、それをどのように達成するかを検討するコンサル技術についても触れていきます。
第 5 回
コンサルの過程で社長より融資の相談をうけることも想定されます。その際にも相談相手になれる最低限の知識を身につけてもらいます。お金の借り方と返し方です。さらに、日常的に銀行とどのような付き合いをしておくべきか、のコツなども説明していきます。銀行取引の基礎知識です。
第 6 回
卒業演習
K 事務所のビックリ決算書大公開!による卒業演習開催予定。
卒業試験として決算書分析とコンサルをしてもらいます。この社長は何を考えているのか?、の謎を決算書から読み解け!
売上 1 億、借入金 1 億、年間利益 1,000 万。キャッシュフローは回っていません、、、笑。が、約定返済はできています。常に手元にキャッシュが 3,000 万と売掛金が 1 カ月分の 800 万があります。キャッシュは簿外にも 2,000 万ほどあります。土地の含み益も 2,000 万ほどあります。こんな会社を分析してコンサルしてもらいます。この社長はいったい何を考えているのか?、ワタシですけど 笑
概要
この講座のメインとなる部分です。超アウトプット型です。公開グループコンサルを行うことにより、各自実践を積んでもらいます。みなさんに準備してもらったお客様の決算書を用いての実践コンサル演習です。
講座の基本は、アウトプットが先です。皆さんに準備していただいたお客様の決算書をもとに、みなさんにコンサルしてもらいます。私や他の参加者は社長役です。まずは、ブロックパズルをつくってお金の流れを説明する。その中から気づいたことを説明する。また、決算書を見てコメントする。会社のいいところ、問題点など。ブロックパズルをもとに数値目標を明確にする。1シートマネープランを作成してキャッシュフローの予測を説明する。必達の年間予算を作ってみる。数値目標を達成するための策を検討する。テーマは色々あると思います。
全5回のアウトプットの機会があります。1社を5回やってもいいですし、各回別の会社を5社をやってもいいと思います。コンサルの実践ですからどのような内容、段取りになるかはその時にならないと分かりません。そして、私も同時にコンサルして、みなさんへ解説していきます。みなさんと私のJVコンサルです。各回のアウトプットをコンテンツ化していきます。コンサルのテーマと型づくりです。それによりコンサルの技能が体系化され、その先にみなさんオリジナルのコンサルティングをつくってください。
メリット
手順
受講に際しての注意点
特典
期間
6 ヶ月、各回 7 時間( 10:00 〜 18:00 )、延長戦あり。
タイムスケジュール
座学 2 時間、ケーススタディ 5 時間( 1 時間× 5 名分)
受講料
ライブ受講 48 万円(税抜き)
開催日
大丈夫です。講座の趣旨は会計の経験が浅い方を対象にしていますので安心してください。また、経験者は参加不可にしており、受講生のバランスをとって学びやすい環境作りをしています。
はい、学べます。演習をする予定です。
その場合は3名で5時間を使います。より詳しくなるか、別の事案を準備するか、で学びを進めます。
可能です。決算書がご準備できない場合は、こちらでご準備します。
キャンセルは出来ますが、必ずご連絡ください。また、キャンセル料が発生する場合があります。お申し込み前に必ずキャンセルポリシーをご確認ください。
できます。お申し込み時にその旨をお知らせください。
可能です。ご相談ください。
参加者の人数がそろえば、東京・大阪などでも開催可能です。ご相談ください。
こちらに記載のないご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
公門章弘(くもんあきひろ)プロフィール
税理士、株式会社タグボートコンサルティング代表取締役
キャッシュフローコーチ®、くもん増販増客センター代表
1970年佐賀県佐賀市生まれ。佐賀大学大学院修了。2004年34歳のときに公門税理士事務所を設立し独立。
顧問先3件、スタッフ1名という、金なし・顧客なし・人脈なし、からのスタート。税理士事務所であるが民間企業に変わりないという視点で戦略戦術を考え、「自らが経営する事務所で実践し、成功しなけ れば経営の指導者にはなれない」という信念のもと、10年で顧問先200件、年商1億円規模まで業績を伸ばし、文字通り佐賀で地域 一番のサービスを提供する事務所となった。2011年会社設立支援事業を開始、Webマーケティングで展開し圧倒的な成果を出す。この 成果により事務所規模が2倍となる。起業家の会社設立・資金調達・税務会計・労務を一貫してサポートできるグループを組織する。
2013年、横須賀輝尚氏が主宰する経営天才塾の「1億円コンサルタント養成講座」で学び、 コンサルティング、会員制ビジネスを始める。
2016年、キャッシュフローコーチ®に認定、和仁達也氏が主催する日本キャッシュフローコーチ協会に所属し、社長のお金のストレスを 軽減させ「キャッシュフロー経営の実践」を支援するコンサルティング活動を開始。
2018年、高橋憲行氏が主宰する企画塾・JMIC に加盟し、くもん増販増客センターを開設しマーケティング支援を開始。
同年、『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』で有名なベストセラー作家であり資金繰りコンサルタントの小堺桂悦郎氏とパートナーコンサル契約を結び、中小企業へ資金繰り・資金調達の極意を伝える活動を始める。小堺氏が主宰する自転車操業クラブ株式会社の共同経営者のひとりである。
わたしがこの講座をおこなう意義
税理士として独立して15年、これまで約3000件の決算書をつくり、顧問先へ会計サービスやコンサルを提供してきました。税理士として決算書の作成件数は多い方でしょう。黒字決算から赤字決算、資金がショートしそうな決算書、様々な楽しい現場から悲惨な現場の実体験に基づき決算書を読む目を養ってきました。さらに、決算書を読むだけでなく、作ってきた経験が目の前の会社の分析に活きています。決算書は数字をまとめたものではなく、「組まれたもの」という認識が重要です。そこに社長の意思が埋まっているのです。社長が何を考えて経営してきたのか?など。実際は、ただまとめただけの決算書も多いということも事実ですが。
また、平成28年にCFCとして認定をうけ、自身でコンサルを実践してきた経験に基づくCFCとしてのコンサルのコツをお届けすることができます。現在5件のコンサルを実践中です。月額30万が1社、月額10万が4社(時間チャージ5万円の設定)、しばらくは増やさない方針にて運営しています。
私なりの経験に基づく再現可能なコンサル技術をお伝えすることで、経営数字の取り扱いに不安を抱いている方の、不安を夢と希望に変えたいと考えています。CFC仲間に貢献することで、その向こうの中小企業への貢献を果たし、そしてたまたま生まれてきた日本という国への貢献ができればと思っております。貢献への覚悟はできています!その証が自社の決算書を公開した上での演習を予定していることです。ご察しください。